Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

橋より船までは余程離れて居りますか」

國「へえ、僅(わず)か半丁ばかりしか離れて居りません」

町「それでは其の橋の上から旦那の心付かぬように、余所(よそ)ながらお別れいたしましょう」

喜「成程、それが宜(よろ)しゅうござろう、各々(おの/\)文治殿には見知られぬよう気を付けてやって下さい」

両「承知いたしました」

お話分れて、本所大橋向うの万年橋、正木稲荷(まさきいなり)の河岸(かし)は、流罪人(るざいにん)の乗船(のりふね)を扱いまする場所でござります。尤(もっと)も遠島と申しますのは八丈島、三宅島(みやけじま)にて、其の内佐渡は水掻人足(みずかきにんそく)と申しまして、お仕置の中(うち)でも名目(みょうもく)は宜(よ)いのでござりますが、囚人(めしゅうど)の身に取っては一番辛(つら)い処でありますから、滅多に長生(ながいき)する者はございませぬ。今文治が遠島と極りましたのは三宅島でございます。いよ/\船が万年橋から出るという前夜になって、親戚故旧(こきゅう)の人に知らせますので、当日は親類縁者は申すに及ばず、友人達は何(いず)れも河岸に集って身寄の囚人を待受けて居ります。