Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
ア御心配なさいますな」
と男泣に泣出す途端に亥太郎が駈付けてまいりまして、
亥「森松、國藏、旦那は何処(どこ)に居るんだ」
國「あゝ亥太郎兄イか、旦那は彼処(あすこ)へ」
亥「ど、ど何処に」
森「もう船に乗っていらア」
亥「やア旦那、一寸(ちょっと)待って下せえ、遅かった」
役「これ/\控えろ、もう時間だ」
亥「時間も糸瓜(へちま)もあるものか、ぐず/\すると打殺(ぶちころ)してしまうぞ、誰だと思う、豊島町の亥太郎だぞ」
役「やアまた亥太郎めが来やがったな」
亥「やかましい、旦那、何(ど)うも飛んだ事になりましたなア」
と鬼を欺(あざむ)く亥太郎も是が一生の別れかと、わッとばかりに泣出しました。附添の同心も予(かね)て亥太郎の事は承知して居りますから、
同心「やア亥太郎が始めて泣きやアがったぜ、大きな口だなア、其の癖手放しで泣いて居やがらア、アッハヽハヽ、さア/\もう宜(よ)かろう」
亥「えゝ未(ま)だ何(なん)にも云やしねえ、ぐず/\しやがると死者狂(しにものぐる)いだぞ、片ッ端から捻(ひね)り殺すからそう思え」
文「これ/\亥太郎殿、お上(かみ)の御法を犯しては成りませんぞ、何事も是までの因縁と諦めて、随分達者にお暮しなさい」