Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
文「さア打つなら打って見ろ」
と袖下に忍んで様子を窺(うかゞ)って居りまする。流石(さすが)の平林も如何(いかん)とも詮方(せんかた)なく、踵(きびす)を反(かえ)して奥の方へ逃込みました。何をするか知らぬと思う間もなく、三日半も干乾(ひぼし)にして庭樹(にわき)の枝に縛り付けてあった囚人(しゅうじん)目がけてズドンと一発放つや否や、キャッという叫び声。最早これまでなりと文治は飛鳥の如く飛上り、平林が振上げて居ります鉄砲の手元へ潜り付き、一当て急所へ当てゝ倒れるを見向きもせず、吊し上げたる三人の縄を解き、疵(きず)を検(あらた)めて見ますると、弾丸(たま)は外(そ)れたものと見えて身体に疵はありませぬ、尤(もっと)も鉄砲の音に胆(きも)を消したものと見えて、三人とも気絶して居りまする。
十六
樹(き)の枝に縛り付けられて居ります三人の囚人(めしゅうど)は気絶して居(お)るので、文治は冷水(れいすい)を吹掛けて介抱して居りますると、後(うしろ)の方に当ってわア/\という騒がしい声、振向きますと、表に待たして置いた罪人の内七八人の逸雄(はやりお)が踏込(ふんご)んでまいりまして、最早(もはや)平林を刺殺(さしころ)してしまいました。