Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
次第でございますが、如何(いか)にも島人(しまびと)に珍らしき美人でありますから、平林が勝手に引出して、妾にいたして置きました処、前回に申上げた騒動が起って、夫平林は殺されてしまったのでございます。お話変って町奉行石川土佐守は、ある日御用があって御老中松平右京殿のお役宅へまいりました。さて御用済の上右京殿は土佐守に向いまして、
右「いかに御奉行、唐土(もろこし)から種々(いろ/\)の薬種(やくしゅ)が渡来いたして居(お)るが、その薬種を医者が病気の模様に依(よ)って或(あるい)は緩(ゆる)め、或は煮詰めて呑ませるというのも、畢竟(ひっきょう)多くの病人を助ける為で、結句(けっく)御国(みくに)の為じゃの」
土「御意にござります」
右「日本の島々に居(お)る者でも随分用いように依ると、国の為になる者もあろうの」
土佐守は御老中が突然(だしぬけ)の問(とい)に、はて奇妙なお尋ねも有るものかなと暫く考えて居りましたが、もとより奉行でも勤めるくらいのお方でありますから、それと心付きまして、
土「御尤(ごもっと)もにござります、思召(おぼしめ)し通り取計らいましょう」