Classici giapponesi con furigana
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「しんりしけん」じょ
心理試験
小酒井 不木
Leggi 心理試験 (「しんりしけん」じょ) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.338 caratteri · 197 schermate
妹は諸所に火傷や創傷を受けたが、生命には別条なく、老人オファレルはその時その室に居なかったので災難を免れた。
急報によって駈けつけた警官は、現場を検べ、事情を聞き取った後、犯人は正しく前二回と同一人であることを推定した。しかし今回は郵便で来たのではなく、老人が直接に持って来たのであり、かつ老人自身は都合よく災を免れたのであるから、警官は当然老人は怪しいと睨んで、その場から警察に拘引したのである。
オファレルは正直な男であって、生れてから一度も警察の空気に接したことがなかったため、訊問の際頗るどぎまぎした。彼は、爆弾の箱が入口に置かれてあっただけで、誰がいつ持って来たのか少しも知らないといったが、警察の方では彼が手に持って入って来たのであるから、たとい彼自身が犯人でないとしても、少くとも犯人と何かの関係がなくてはならぬと、段々問いつめて行くと、遂にオファレルは「恐れ入りました」と白状した。
「では、どういう訳でヘララ一家を殺そうとしたのか」と警官が訊ねた。
「存じません」
「ではウォーカーとはどういう関係があるか」
「ウォーカーという男は知りません」
「ウォーカーは女だ」