Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
「先生は二十面相と呼ばれている賊をごぞんじないのですかな。」
左門老人は、少々むかっ腹をたてて、するどくいいはなちました。
「ホウ、二十面相ですか。二十面相が手紙をよこしたとおっしゃるのですか。」
名探偵はいっこうおどろくようすもなく、あいかわらず釣りざおの先を見つめているのです。
そこで、老人はしかたなく、怪盗の予告状を、自分で読みあげ、日下部家の「お城」にどのような宝物が秘蔵されているかを、くわしく物語りました。
「ああ、あなたが、あの奇妙なお城のご主人でしたか。」
明智はやっと興味をひかれたらしく、老人のほうへ向きなおりました。
「はい、そうです。あの古名画類は、わしの命にもかえがたい宝物です。明智先生、どうかこの老人を助けてください。おねがいです。」
「で、ぼくにどうしろとおっしゃるのですか。」
「すぐに、わたしの宅までおこしねがいたいのです。そして、わしの宝物を守っていただきたいのです。」
「警察へおとどけになりましたか。ぼくなんかにお話になるよりも、まず、警察の保護をねがうのが順序だと思いますが。」
「いや、それがですて、こう申しちゃなんだが、わしは警察よりも先生をたよりにしておるのです。