Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
手首がしびれやしなかったかい。まあ、かんべんしたまえ、ぼくは少しきみをいじめすぎたかもしれないね。」
明智は、無言のままうなだれている二十面相を、さもあわれむように見おろしながら、皮肉ななぐさめのことばをかけました。
それにしても、館長に化けた二十面相は、なぜもっと早く逃げださなかったのでしょう。ゆうべのうちに、目的ははたしてしまったのですから、三人の替え玉の館員といっしょに、サッサと引きあげてしまえば、こんなはずかしい目に会わなくてもすんだのでしょうに。
しかし、読者諸君、そこが二十面相なのです。逃げだしもしないで、ずうずうしく居のこっていたところが、いかにも二十面相らしいやり口なのです。彼は、警察の人たちがにせ物の美術品にびっくりするところが見物したかったのです。
もし、明智があらわれるようなことがおこらなかったら、館長自身がちょうど午後四時に盗難に気づいたふうをよそおって、みんなをアッといわせるもくろみだったにちがいありません。いかにも二十面相らしい冒険ではありませんか。でも、その冒険がすぎて、ついに、とりかえしのつかない失策をえんじてしまったのでした。