Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate

Aozora Bunko

こんなめちゃくちゃならんぼう者は、何をしだすかしれたものではない。ほんとうにピストルでうちころす気かもしれぬ。たといその弾丸はうまくのがれたとしても、このうえあんな大きな物音をたてられては、付近の住民にあやしまれて、どんなことになるかもしれぬ。

「しかたがない。ダイヤモンドはかえしてやろう。」

賊はあきらめたようにいいすてて、部屋のすみの大きな机の前へ行き、机の足をくりぬいたかくし引きだしから、六個の宝石をとりだすと、てのひらにのせて、カチャカチャいわせながらもどってきました。

ダイヤモンドは、賊の手の中でおどるたびごとに、床のろうそくの光をうけて、ギラギラと虹のようにかがやいています。

「さあ、これだ。よくしらべて受けとりたまえ。」

一寸法師の観音さまは、左手をのばして、それを受けとると、老人のようなしわがれ声で、笑いました。

「ハハハ……、感心、感心、さすがの二十面相も、やっぱり命はおしいとみえるね。」

「ウム、ざんねんながら、かぶとをぬいだよ。」

賊は、くやしそうにくちびるをかみながら、

「ところで、いったいきみは何者だね。この二十面相をこんなめにあわせるやつがあろうとは、おれも意外だったよ。