Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
」
コックの虎吉が、十徳の胸をひらいて、もみくちゃになった一枚の紙きれを取りだし、係長の前にさしだしました。
中村係長は、ひったくるようにそれを受けとると、しわをのばして、すばやく読みくだしましたが、読みながら、係長の顔は、憤怒のあまり、紫色にかわったかと見えました。
そこには、つぎのようなばかにしきった文言が書きつけてあったのです。
小林君によろしく伝えてくれたまえ。あれはじつにえらい子どもだ。ぼくはかわいくてしかたがないほどに思っている。だが、いくらかわいい小林君のためだって、ぼくの一身を犠牲にすることはできない。勝利によっているあの子どもには気のどくだが、少々実世間の教訓をあたえてやったわけだ。子どものやせ腕でこの二十面相に敵対することは、もうあきらめたがよいと伝えてくれたまえ。これにこりないと、とんだことになるぞと、伝えてくれたまえ。ついでながら、警官諸公に、少しばかりぼくの計画をもらしておく。羽柴氏は少し気のどくになった。もうこれ以上なやますことはしない。じつをいうと、ぼくはあんな貧弱な美術室に、いつまでも執着しているわけにはいかないのだ。