Classici giapponesi con furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate
だが、兵曹長はすこしやりすぎてはいないでしょうか。帆村探偵は、兵曹長が怪塔王の仲間に見られることをたいへんおそれていたのに、兵曹長は大胆にも小屋を出て、怪塔王を追いかけているのですから、ちとらんぼうのようにも思われます。
そのうちに、小浜兵曹長はついにうまく怪塔王のうしろに出ました。怪塔王は、なにも知らないで、まだ地面をさがしています。こうなれば、怪塔王は小浜兵曹長の手の中にあるようなものです。
「やっ!」
小浜兵曹長は、掛声もろとも、怪塔王のうしろからとびつきました。
大格闘
1
「この野郎!」
小浜兵曹長は、怪塔王の背後からとびついて、砂原の上におさえつけました。
「ううーっ」
怪塔王は、大力をふるって下からはねのけようとします。
そうはさせないぞと、兵曹長は怪塔王の首を締めるつもりで、右腕をすばやく相手ののどにまわしましたが、その時怪塔王にがぶりと咬みつかれました。
「あいててて」
犬のように咬みつかれたので、小浜兵曹長は、おもわず力をぬきました。
すると怪塔王の腰が、鋼の板のようにつよくはねかえり、あっという間もなく、兵曹長はどーんと砂原の上に、もんどりうって投げだされました。