Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate

Aozora Bunko

その瞬間に、編隊はまたものすごい音をたてて、二人の頭上をすれすれにとびさりました。

(さあ、どうなる。うまく機上の戦友に通じたかしらん?)

そう思っているうちに三たびプロペラの音がきこえはじめました。こんどはさらに低空飛行です。そのうちに、プロペラが空中ではたととまりました。

「あ、着陸だ」

兵曹長は、一散にかけだしました。

「え、着陸しますか」

それを聞いて帆村もつづきました。

攻撃三機は、みごとに砂上に着陸しました。そして、ぐるっと舵をまげて、二人の方へ近づいて来ます。機上からは、戦友がしきりに手をふっています。兵曹長は感きわまって、おもわず眼をくもらせました。

3

「おい、帆村君、はやく来い」

小浜兵曹長はそういいすてて、いましも着陸したわが攻撃機の方へむかって走りだしました。

兵曹長は、戦友の姿をみると、もうじっとしておられなくなったのです。帆村探偵も、兵曹長の心をくみとってつづいてかけだしました。

「おうい、おうい」

見事に着陸した三機編隊の攻撃機からは、わが空の勇士が地上に下りて、兵曹長たちの方へしきりに呼びかけています。

「おうい、いま行くぞ」