Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

「た、助けてくれ、助けてくれ」警報にまじって、ハイロのいまにも死にもうな叫び声がつづく。

「これはたいへんだ」テッド隊長は、ケネデー軍曹に目くばせをすると椅子から立ちあがって、三根夫のあとを追おうとした。

「お待ち、テッド君。ここが重大なときだ、かるはずみしてはいけない。動いてはならない」

サミユル先生が、ふたりをとめた。

「ですが、先生。奥のほうに何か騒動が起こっているに、ちがいありませんもの」

「いいや、ほっておきなさい。よけいなおせっかいをすると、ガン人はよろこばないのだ。われわれは捕虜なんだから、ひかえていなくてはならない」

「しかし、先生。あのとおり死にそうな声をだしている。それに三根夫君もとびこんでしまった。少年を見殺しにできません。助けてやりたい」

テッド隊長は、居ても立ってもいられない思いに見えた。

「隊長。わたしがかわりにいってきますから、おまかせください」

「ああ、帆村君、きみがいくって……」

「たいしたことじゃないと思います。この一件でしょう」帆村は、卓上を指した。それは三根夫の席があるところの卓上だ。そこに小さい虫かごのようなものが一つおいてあった。