Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

ハイロ君、よろしくやってくれたまえね」

「ああ、それはいいことだ」

「もし、見物がおわるまでに、南京ねずみが残れば、みんなきみにあげますよ」

「おお、それはたいへんけっこうです。それではあなたの仕度をはじめましょう」

ハイロは、三根夫のために、ちゃんとガン人のお面と、服と靴とを用意してあったのだ。まず靴をはいた。こうしておけば、ガン人とおなじ足あとがつく。それからお面をすっぽりと頭からかぶった。それは胸のところまではいった。そのうえに、服を着た。すると三根夫は、すっかり頭でっかちのガン人に見えるようになった。

「目のところは、よく合っていますかい」

「ああ、よく合っていますよ。これはありがたい、変調眼鏡もつけておいてくれたのね」

「そうですよ。それがないと、わしたちの仲間がどこにいるのか分らなくて、きっとへまをやるでしょうからね」

「これは便利だ。さあ、でかけよう」

「でかけましょう。留守番のカルカン君にあとをよく頼んできます。そうだ、この南京ねずみのはいっている箱は、わしが持っていってあげましょう」

「あ、それはいいんだ。ぼくが持っていく」

三根夫は、卓子の上においた箱のほうへいそいで両手をのばし、それを大事そうにかかえた。