Classici giapponesi con furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate
ガスコは、好きなことをしゃべり散らしている。三根夫はたいへん腹が立った。
「ハイロ。ちょっとここに待っていてくれたまえ」
「えッ。どうするんですか三根さん」
「どうするって、大悪人ガスコをあのままにしておけるものか。あいつはスパイを働いているのにちがいない。あいつはさっき発令された非常事態に深い関係を持っているのだ。ね、ほら。あいつの持っていた長い筒ね、あれは信号灯だよ。あれを使って、このガン星の中にもぐりこんでいる陰謀団に合図をしていたのにちがいない。すぐ取押えて、つきだしてやらねばならない」
三根夫は、ガスコが地球人のくせに、こんなところで地球人の面よごしになるようなことをして、すこしも恥じないのをこのまま見のがしておくことはできなかった。
「いや、それはよしたほうがいい。ここでガスコをおさえると、わたしたちがなぜこんなところへまぎれこんでいたかと、ぎゃくにこっちが牢の中へぶちこまれますよ、それよりも、一刻もはやく下街へもどることにしましょう」
ハイロのいうことは、理屈にかなっている。三根夫は腹が立って立って、ガスコをなんとかしないと腹がおさまらなかったが、このハイロのことばにしたがわないわけにいかなかった。