Classici giapponesi con furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate
いったいどこなんだい」
「もうお別れです。さようなら、三根夫さん。あなたはわたしをかわいがって、いろいろおもしろいものをくれました」
「お別れなんて、そんなことをいうと心細くなるよ」
「地球人の生命はもろい。わたしたちにはたえられる熱にも電気にも、光りにも空気密度にも、地球人の体質ではたえられない。お気の毒でなりません」ハイロは、さっきから妙なことをいっている。
「なにをいっているんだい、ハイロ君。そんなことよりも配置はどこなんだか、はやく教えたまえ」
「原子熱四百万度管区第十三区です。では三根夫さん。あなたの幸福と平安を祈ります」
「あッ、待ちたまえ」と、三根夫は、ハイロのほうへ腕をのばしたけれど、ハイロはもうふりむこうともせず、いそいでかけだしていった。そうしてその姿は、地階の下深くつうずる『動く道路』の乗り場をしめしている傘状の塔のなかへ消えた。ハイロがいったように、これがかれと三根夫のさよならとなったことは、後になってそれと思いあたるのであった。
無人の辻
ひとりぽっちになった三根夫は、街をどんどんかけていった。
無人の境だった。ただどの店も、いつものように明かるい照明の下に美しく品物をかざっていた。