Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

テッド隊長はいそがしかった。繋留索は、はじめはとても本艇からはなすことができないほど強いもので、それをたち切ることをだんねんしていたが、テッド隊長はガンマ和尚がいったことばに希望を持ち、隊員をなおも繋留索のところへいかせて、それをたち切る作業をつづけさせた。

「サミユル先生は、どうされたろう」

テッド隊長はもう一つ気にかかっていたことを口にした。こっちから連絡にだしたロナルドとスミスが、途中でああいうことになったため、サミユル博士は待ちぼけをしているであろう。そこで無電をかけてみると、博士はついに待ちあぐねて、部下十名とともに、こっちへでかけたという。博士は、まもなく姿を見せた。息せききって、テッド隊長のところへとびこんできた。

「燃料がないのだ。すこしもないのだ。きみのところもじゅうぶんでないだろうが、できるだけわけてくれたまえ。わたしは、乗組員たちを見殺しにすることができない」

放射能物質であるその燃料は、本艇でもじゅうぶんな貯蔵がなかった。それは怪星ガンに捕獲される前後に、ひどく使いすぎてしまったからだ。といって、テッド隊は『宇宙の女王』号を救いにきたのであるから、サミユル博士のたのみに応じないわけにいかなかった。