Classici giapponesi con furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate
電灯がすぅーと暗くなったかと思うと、天井につるしてあった二つの大きな金属球の間に、すごい音を発して、ぴかぴかッと電光がとんだ。
その電光の一部は、ガスコ氏が高くさしあげた輪の上にもとんだ。
「あッ」
と叫んで、ぱったりたおれた者がある。電光のとびつく輪を持って立っている怪人ガスコのうしろにいた事務長テイイが、悲鳴とともにたおれたのだ。
たおれたと思ったテイイは、すぐはね起きた。そしてげらげらと、とめどもなく笑いだした。
「ちょッ、二度目の失敗だ」
いまいましそうに怪人ガスコは舌打ちして、電波をだす輪を足許へなげすてた。
すると、いままで部屋じゅうを荒れくるっていた電光がぱったりと停り、電灯がもとのように明かるくなった。
「わははは。これはいいおもてなしを受けたもんだ。稲妻のごちそうとは、親善の客にたいして無礼きわまる」
電波が発射されるまえに、三根夫が大放電のスイッチを入れ電光をとばしたので、さしもの電波もテッド博士のほうへは向かわず、かえってあべこべに後へ吹きつけられ、テイイ事務長の頭をおかして、かれの頭を変にさせたのであった。
「おかえりになる道は、こっちであります」