Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Leggi 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.879 caratteri · 246 schermate

Aozora Bunko

因縁とでも申しますのか、嘸まア残念な事でありましたろう、それでは御病人はお家内ではないね」

伴「えゝ内の女ですが、なんだか熱にうかされて妙な事を云って困ります」

志「それじゃア一寸診て上げて、後で又いろ/\昔の話をしながら緩りと一杯やろうじゃアないか、知らない土地へ来て馴染の人に逢うと何だか懐かしいものだ、病人は熱なら造作もないからねえ」

伴「文助や、先生は甘い物は召上がらねえが、お茶とお菓子と持って来て置け、先生此方へお出でなせえ、こゝが女部屋で」

志「左様か、マア暑いから羽織を脱ごうよ」

伴「おますや、お医者様が入っしゃったからよく診ていたゞきな、気を確かりしていろ、変な事をいうな」

志「どう云う御様子、どんな塩梅で」

と云いながら側へ近寄ると、病人は重い掻巻を反ね退けて布団の上にちゃんと坐り志丈の顔をジッと見詰めている。

志「お前どう云う塩梅で、大方風がこうじて熱となったのだろう、悪寒でもするかえ」

ます「山本志丈さん、誠に久しくお目にかゝりませんでした」

志「これは妙だ、僕の名を呼んだぜ」

伴「こいつは妙な譫語ばッかり云っていますよ」

志「だって僕の名を知っている