Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

こんなことをしても、むだなのさ」

やっと笑いやんだラツールが、笑いこけてほほをぬらした涙を、手の甲でぬぐいながら、そういった。

「何がむだなんです」

「これさ。こうして枯草をつみあげても、だめなんだ。すぐ役に立たないんだ。だって、そうだろう。枯草の山ができても、それに火をつけることができない。ぼくは一本のマッチもライターも持っていないじゃないか。うわッはっはっはっ」

「ああ、そうか。これはおかしいですね」

玉太郎も、はじめて気持よく笑った。いつもマッチやライターが手近にある生活になれていたので、この絶海の孤島に漂着しても、そんなものすぐそばにあるようなさっかくをおこしたのだ。

「第一の仕事がだめなら、第二の仕事にかかろうや。この方はかんたんに成功するよ。ねえ玉ちゃん。腹いっぱい水を飲みたいだろう」

「ええ。そうです。その水です」

「水はそのへんに落ちているはずだ。どれどれ、いいのをえらんであげよう」

玉太郎は、ラツールがまた気がへんになったのではないかと思った。なぜといって、見わたしたところ、そこには川も流れていないし、海には水がうんとあるが、これは塩からくて飲めやしない。