Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
木片、箱、缶に缶詰など、少しずつだったがそれを拾いあつめることが出来た。やがて石垣のあるところまで出た。
たしかに人の手できずかれた石垣だった。しかしその一部は、こわれていた。そこから水がはいって、内側が入江のようになっている。
石垣のはずれのところに、カヌーという丸木舟が、さかさになってすてられていた。
どうしてすてられたのか、玉太郎には分らなかったが、これはスコールのときに波がおこって、この丸木舟を石垣越しにうちあげたものであった。
玉太郎は、そばへ行って、このカヌーをつくづくと見た。外へ出た腕木が折れていた。それを修理すると、彼は一つ舟をもつことになる。希望が一つふえた。そのあたりで引返すことにして、また元の場所へもどった。
ポチも帰って来ていなかったし、ラツールの姿も、やはりそこにはなかった。しかたがない。腹がどかんとへった。
椰子の木の根方をさがして、椰子の実をひろって来て、穴をあけて水をのんだ。それだけではたりない。
さっき拾った缶詰をナイフでこじあけてみた。すると思いがけなく、ソーダ・クラッカーというビスケットのようなもので、塩味のつよいものが、ぎっしりはいっていた。