Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
「ああ、よかった。これだけあれば四五日は食べつなぎができる」
玉太郎の元気は倍にふえた。たべた。それはかなり大きい角缶であったから、あとはまるでそっくりしているようであった。
腹が出来ると、ねむくなって、又ねむった。その間に、蚊にくいつかれて目がさめた。太陽が西にかたむいた。やがて夜が来る。
「そうだ。火がほしい」
火がないと、こういう土地の夜はこわいとかねて聞いていた。
ところがマッチがない。ライターもない。これでは火なしの生活を送らねばならないのだ。こまった。
大いにこまりはてていると、ふと気がついたことがある。それは学校で実験をしたときに、ガラス球に水をいれ、それをレンズにして、太陽の光のあたる所へ出し、その焦点のむすんだところへ、黒い紙をもっていくと、その紙がもえだしたことがあった。
電球をさっき拾ってあった。それへ目が行ったとき、あの実験のことを思い出したのだ。玉太郎は、電球をにぎって波打ちぎわの方へ行った。そこで石を拾って、注意ぶかく電球の口金のところをかいた。しゅっと音がして、中へ空気がはいっていった。
その電球を、海につけた。海水が穴から中へはいっていく。