Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かんじょうのうごき

感情の動き

宮本 百合子

Leggi 感情の動き (かんじょうのうごき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 949 caratteri · 2 schermate

Aozora Bunko

喜び

人に使われずに、自由に勝手な自分の好きなことをしていられるのは、嬉しいことには違いない。

作家として、本当に自分自身の仕事が出来た時、心に感じたままを、一ばん心に訴えてくるものを、そっくりそのまま書けたら、それこそ最大の喜びであろう。

怒り

人間としてわたくしは、怒りもする、憤りもする。そしてその怒りや憤りの感じを、芸術の中に再現する。

作家としてよりも先ず人間としてわたくしは――そういえば、画家だって俳優だって、怒る時には怒り、憤る時には憤るであろう。

哀しみ

作家としての哀しみというと、それは第二義的のことに過ぎない。人間としての感情では――それは「怒り」の場合の言葉を繰返すに過ぎない。

楽しみ

わたくしはいつも生きることを先にして来た。わたくしにはいつもプロフェッションがあとからついて来た。

――気がついた時、わたくしはもう作家になっていた。

先ず生きること、と思うのはわたくしの生れつきなのであろう。

苦しみ

母親は息子を育てる。苦しみ、案じ、労わり、可愛がって。