Classici giapponesi con furigana
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
Leggi 手仕事の日本 (てしごとのにほん) di 柳 宗悦 (やなぎむねよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.621 caratteri · 235 schermate
血は黒くなるものであります。様々な塗物が出来ますが、特に珍らしいのは茶盆の類で、足附のものや、ごく低い巾広の縁を持ったものなどは沖縄だけのものであります。箪笥も特色のある美しい溜塗のがあります。その他厨子、箱、笥などにもしばしば見事なものを見ます。いずれも廃れかかっていますが、何故土地の人々はこういう品をもっと自慢しないのでしょうか。
島尻に糸満という漁師町があります。暮し方が違うので、風俗も違い持物も違います。臼だとか船枕だとか煙草入だとか、立派な形を木から刻み出しますが、中でも見事なのは舟で用いる垢取で、思わずその形の美しさに見とれます。材は松を用います。同じく木工品で注意してよいのは那覇で作る下駄でありまして、歯が下に張った形のものであります。鼻緒に好んで棕櫚を用いますが、昔の様式を残した珍らしい下駄であります。履物の類では同じ町に見かける阿檀葉の草履を挙げねばなりません。よく燻して海水で洗いますが、これを繰り返すこと二十年にも及ぶものがあります。嘘のような話ですが、年を経て茶色の濃くなったものは事のほか美しく、まるで茶人のために作られたかと思うほどであります。