Classici giapponesi con furigana
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しなまいのふくろ
支那米の袋
夢野 久作
Leggi 支那米の袋 (しなまいのふくろ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.357 caratteri · 50 schermate
それと一緒に二人の男は、イキナリ妾を固い床の上にドシンと放り出したもんだから妾は思わず声を立てるところだったわ。だけど又それと一緒に、これはどこか近い処に人間が居るからで、妾を荷物と見せかけるために、わざとコンナ乱暴な真似をしたのに違いないと気が付いたの。それでやっと我慢して、放り出されたなりにジッとしていたら、そのうちに誰も居なくなったのでしょう。二人の男は大きな声で話をしいしいユックリユックリと室を出て行ったの。
「アハハハハハ。もう大丈夫だ。泣こうが喚こうが」
「ハハハハハハ。しかしヤングの智恵には驚いちゃったナ。露西亜の娘っ子なんて、コンナに正直なもんたあ思わなかったよ」
「ウーム。こんな素晴らしい思い付きは、彼奴の頭でなくちゃ出て来っこねえ。何しろ革命から後ってものあ、どこの店でも摺れっ枯らしを追い出して、いいとこのお嬢さんばかりを仕入れたっていうからな……そこを睨んだのがヤングの智恵よ」
「成る程ナア……ところでそのヤングはどこへ行きやがったんだろう」
「おやじん処へ談判に行ったんだろう。生きたオモチャをチットばかし持込んでいいかってよ」
「……ウーム。