Classici giapponesi con furigana
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せいだんじゅうにそう
政談十二社
泉 鏡花
Leggi 政談十二社 (せいだんじゅうにそう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.626 caratteri · 48 schermate
ようよう一昨年から去年あたりへかけて騒ぎ出したのでございますもの、疑ってみました日には、当になりはいたしません。しかしまあ何でございますね、前触が皆勝つことばかりでそれが事実なんですから結構で、私などもその話を聞きました当座は、もうもう貴方。」
と黙って聞いていた判事に強請るがごとく、
「お可煩くはいらっしゃいませんか、」
「悉しく聞こうよ。」
判事は倦める色もあらず、お幾はいそいそして、
「ええどうぞ。条を申しませんと解りません。私どもは以前、ただ戦争のことにつきましてあれが御祈祷をしたり、お籠、断食などをしたという事を聞きました時は、難有い人だと思いまして、あんな鼻附でも何となく尊いもののように存じましたけれども、今度のお米のことで、すっかり敵対になりまして、憎らしくッて、癪に障ってならないのでございます。
あんなもののいうことが当になんぞなりますものか。卜もくだらないもあったもんじゃあございません。
でございますが、難有味はなくッても信仰はしませんでも、厭な奴は厭な奴で、私がこう悪口を申しますのを、形は見えませんでもどこかで聞いていて、仇をしやしまいかと思いますほど、気味の悪い爺なんでございまして、」