Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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せいだんじゅうにそう

政談十二社

泉 鏡花

Leggi 政談十二社 (せいだんじゅうにそう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.626 caratteri · 48 schermate

Aozora Bunko

それから戦争の祈祷の評判、ひとしきりは女房一件で、饅頭の餡でさえ胸を悪くしたものも、そのお国のために断食をした、お籠をした、千里のさき三年のあとのあとまで見通しだと、人気といっちゃあおかしく聞えますが、また隠居殿の曲った鼻が素直になりまして、新聞にまで出まする騒ぎ。予言者だ、と旦那様、活如来の扱でございましょう。

ああ、やれやれ、家へ帰ってもあの年紀で毎晩々々機織の透見をしたり、糸取場を覗いたり、のそりのそり這うようにして歩行いちゃ、五宿の宿場女郎の張店を両側ね、糸をかがりますように一軒々々格子戸の中へ鼻を突込んじゃあクンクン嗅いで歩行くのを御存じないか、と内々私はちっと聞いたことがございますので、そう思っておりましたが、善くは思いませんばかりでも、お肚のことを嗅ぎつけられて、変な杖でのろわれたら、どんな目に逢おうも知れぬと、薄気味の悪い爺なんでございます。

それが貴方、以前からお米を貴方。」

と少し言渋りながら、

「跟けつ廻しつしているのでございます。」と思切った風でいったのである。

「何、お米を、あれが、」と判事は口早にいって、膝を立てた。

「いいえ、あの、これと定ったこともございません、ございませんようなものの、ふらふら堀ノ内様の近辺、五宿あたり、夜更でも行きあたりばったりにうろついて、この辺へはめった