Classici giapponesi con furigana
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たぬきもんどう
文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会
鈴木 鼓村
Leggi 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会 (たぬきもんどう) di 鈴木 鼓村 (すずきこそん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9992 caratteri · 21 schermate
のかを、たしかめんとしたが、解らない、その間は僅三分ぐらいであったろう、如何にも物凄い音をしてブーンと、余韻を引いて鳴っていた、勿論夜が更けている故、戸も立ててあるし、風などがそう入るわけがないが、静かな室の内に沈んだ音をしてなったのである。自分は未だ空鳴という事を経験した事がなかったので、これが俗にいう、琴の空鳴というものだろうと思ったが、それなり演奏の疲労れで何事もなく寐てしまった、翌朝に目を覚まして泣菫氏にも、この由をはなしたのである、同氏の家には後二日ばかり厄介になって、私が京都に帰ったのは、即ち廿三日の昼であった、家へ帰って、聞くとその娘は廿一日の夜に死んだ、今日が、恰度葬式だとの事、段々その死んだ刻限をきき合わしてみると、自分が聴いた箏の音の刻限とぴったり合うので、私は思わず身震をしたのであった、それから早速自分も駈けつけて葬礼の式に加わって、まず無事に万端終ったのである。
それからやがて六ヶ月ばかり経って、翌年の二月だったが、私の塾の女門弟が箏がほしいという、古いのでもいいというので私は早速琴屋を呼んで、幾面も取よせて色々のと検定して中から一番気に入った