Classici giapponesi con furigana
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
Leggi 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) di 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.620 caratteri · 196 schermate
これは何かというと、教育というものは程度を定め、これ以上進んではならぬといって、チャンと人の脳膸を押え附けることの出来ないものであるからだ。
少年が大工になろうと思って工業学校へ這入るとする。然るに彼らは工業学校を卒業した暁に大工を廃めてしまい、海軍を志願する、かかる生徒が続々出来るとする。すると県知事さんが校長を呼んで、この工業学校は、文部省から補助金を受けているとか、あるいは県会で可決して経費を出しているのであるとかいい、その学校の卒業生にして海軍志願者の多いのは誠に困ると、知事さんらしい小言をいう時には何うであるか。「お前は海軍の方へ這入り、海の上の大工になろうというのでもソレはいかぬ。大工をやるは宜いが、海上へ行ってはいかぬ、陸上の大工に限る」とチャンと押え附ける事が出来るか、それは決して出来ない。日露戦争に日本の海軍が大勝利を博し、東郷大将が大名誉を得られた。明治の歴史にこれほどエライ人はないということをば、大工の子供も聞いている。それに倫理の講堂では、一旦緩急あらば、義勇公に奉じ云々と毎々聞いている。それで彼らが、これは陸上におったて詰らない。