Classici giapponesi con furigana
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しんぱん ほうろうき
新版 放浪記
林 芙美子
Leggi 新版 放浪記 (しんぱん ほうろうき) di 林 芙美子 (はやしふみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.330 caratteri · 497 schermate
たった八頁だけれど、まるで果物のように新鮮で好ましかった。帰りに南天堂によって、皆に一部ずつ送る。働いてこのパンフレットを長くつづかせたいものだと思う。冷たいコーヒーを飲んでいる肩を叩いて、辻さんが鉢巻をゆるめながら、讃辞をあびせてくれた。「とてもいいものを出しましたね。お続けなさいよ。」飄々たる辻潤の酔態に微笑を送り、私も静栄さんも幸福な気持ちで外へ出た。
(六月×日)
種まく人たちが、今度文芸戦線と云う雑誌を出すからと云うので、私はセルロイド玩具の色塗りに通っていた小さな工場の事を詩にして、「工女の唄える」と云うのを出しておいた。今日は都新聞に別れた男への私の詩が載っている。もうこんな詩なんか止めましょう。くだらない。もっと勉強して立派な詩を書こうと思う。夕方から銀座の松月と云うカフエーへ行った。ドンの詩の展覧会がここであるからだ。私の下手な字が麗々しく先頭をかざっている。橋爪氏に会う。
(六月×日)
雨が細かな音をたてて降っている。
陽春二三月 楊柳斉作レ花
春風一夜入二閨闥一 楊花飄蕩落二南家一
含レ情出レ戸脚無レ力 拾二得楊花一涙沾レ臆
秋去春来双燕子 願銜二楊花一入 ※(「穴かんむり/樔のつくり」