Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

にちにちへいあん

日日平安

山本 周五郎

Leggi 日日平安 (にちにちへいあん) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 28.297 caratteri · 56 schermate

Aozora Bunko

と菅田平野は考えた。しかしすぐには書くまい、いくら暢気居士にしても二日や三日はねばるだろう。子供ではないのだから、それを書けばどうなるかぐらいの想像はつくはずだ。これはかれらが自白書を強要するとしてのはなしだが、と菅田平野は考え続けた。

「この連名者のうちから」とやがて菅田平野が云った。「――腕達者でもっとも頼みになる人間を五人選んで下さい」

「腕が立つといえば、まず斬込隊の三指揮者ですね、寺田、保川、河原、それから関口兵次郎と寺田文治の弟の乙三郎でしょうか」

「その人たちが貴方と共に、事を計った盟友だということは、かれらに知られていると思いますか」

「そんなことは絶対にないでしょう、計画を勘づいたのは伯父だけですから」

「なるほど」と菅田平野は云った。「――ではひとつ夜明け前に、その五人をここへ呼んで来てもらいますかな」

「五人をここへですか」

菅田平野は頷いて「危急存亡のばあいです」と云った。十郎太はすぐに決意した。危険ではあるが事は切迫している、それが必要ならそうしなければなるまい。こう思って身支度をした。菅田平野は慎重にやるように念を押して、なお、矢立と料紙を求めた。