Classici giapponesi con furigana
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いっすんぼうし
日本の古典童話
楠山 正雄
Leggi 日本の古典童話 (いっすんぼうし) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.747 caratteri · 50 schermate
そしていちばんおしまいに、大きな舟を打ち出して、宝物を残らずそれに積み込んで、お姫さまと二人、また舟に乗って、間もなく日本の国へ帰って来ました。
四
一寸法師が宰相殿のお姫さまを連れて、鬼が島から宝物を取って、めでたく帰って来たといううわさが、すぐと世間にひろまって、やがて天子さまのお耳にまで入りました。
そこで天子さまは、ある時、一寸法師をお召しになってごらんになりますと、なるほど気高い様子をしたりっぱな若者でしたから、これはただ者ではあるまいと、よくよく先祖をお調べさせになりました。それで一寸法師のおじいさんが、堀河の中納言というえらい人で、むじつの罪で田舎に追われて出来た子が、一寸法師のおとうさんで、それからおかあさんという人も、やはりもとは伏見の少将といった、これもえらい人の種だということが分かりました。
天子さまはさっそく、一寸法師に位をおさずけになって、堀河の少将とお呼ばせになりました。堀河の少将は、改めて三条宰相殿のお許しをうけて、お姫さまをお嫁さんにもらいました。そして摂津国の難波から、おとうさんやおかあさんを呼び寄せて、うち中がみんな集まって、楽しく世の中を送りました。