Classici giapponesi con furigana
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うつりが
日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江
近松 秋江
Leggi 日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江 (うつりが) di 近松 秋江 (ちかまつしゅうこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.306 caratteri · 300 schermate
「なあ、へ、内に、わたしの妹のようにしている可愛い芸者がひとりあるのっせ」というから、
「へえ、どんな芸者」と訊くと、
「そりゃ可愛い芸者。まだ十四どっせ」
「十四になる芸者、そんな若い芸者があるの。舞妓じゃないの」
「ちがいます。芸妓どす」
「おかしいなあ。なぜ舞妓にならないんだろう」
「さあ、そなことどうや、わたしようわけは知りまへんけど、初めから芸者で出てはります。そりゃ可愛かわい人どっせ、あんたはんに一遍招んでもろとくれやすいうて、わたし内の姐さんから頼まれていました」
そういうので、招んでみると、女のいうとおりまだ子供の芸者であった。それから後も時々女と一緒に来て方々外に連れて歩いたりしていたが、あれからずっと見なかったので、まるで別な女になっていた。私は、自分の女のことを、あまり正面から女主人に切り出すのをきまりわるく思っていたところへまたそんなほかの者が傍に来たのでいよいよいい出しかねていたが、若奴とちょうどそんな話になったので照れ隠しのように、
「若奴さん、ほんとに美い芸妓さんになったなあ」と私はまたつくづくとその容姿に見入りながら、
「こんな別嬪になるんだと知っていたら、あんな薄情な女に生命を打ち込んで惚れるんじゃなかった」