Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

せっしょうせき

日本の諸国物語

楠山 正雄

Leggi 日本の諸国物語 (せっしょうせき) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 75.040 caratteri · 158 schermate

Aozora Bunko

お医者というお医者、行者という行者を集めて、いろいろ手をつくして療治をしたり、祈祷をしたりしているが、一向にしるしが見えない。それはそのはずさ、あれは病気ではないんだからなあ。だがわたしは知っている。」

「じゃあどういうわけなんだね。」

と関東のからすはたずねました。

「それはこういうわけさ。このごろ御所の建て替えをやって、天子さまのお休みになる御殿の柱を立てた時に、大工がそそっかしく、東北の隅の柱の下に蛇と蛙を生き埋めにしてしまったのだ。それが土台石の下で、今だに生きていて、夜も昼もにらみ合って戦っている。蛇と蛙がおこって吹き出す息が炎になって、空まで立ちのぼると、こんどは天が乱れる。その勢いで天子さまの体にお病がおこるのだ。だからあの蛇と蛙を追い出してしまわないうちは、御病気は治りっこないのだよ。」

「ふん、それじゃあ人間になんか分からないはずだなあ。」

そこで京都のからすは、関東のからすと顔を見合わせて、あざけるように、かあかあと笑いました。そしてまた関東のからすは東へ、京都のからすは西へ、別れて飛んでいってしまいました。

からすの言葉を聞いて、童子は早速占いを立ててみると、なるほどからすのいったとおりに違いありませんでしたから、おとうさんの前へ出て、その話をして、