Classici giapponesi con furigana
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はんぎゃく
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
矢田 津世子
Leggi 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三) (はんぎゃく) di 矢田 津世子 (やだつせこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.512 caratteri · 34 schermate
それに、庶務部長や秘書からも内々話があったような次第でね、実に遺憾だが、その、やめて貰わんとなァ……」
「それが理由なんですか?」
「そうだよ。つまり、その、あんたの腕が禍いしたんだな。銀行の人達ァあんたの料理じゃ気に喰わん、とこういうのだよ。他に伝染しないうちに、あんたを追放しようとするんだね。ハハハハ……」
――喜劇も俗悪になるとみちゃいられないな――と、槇子は思った。併し、ともかく彼女は安堵した。自分一人の犠牲位、前々から覚悟している。
又、こうなるように、自分だけが外面で活動を続けてきたんだ。一本の指が切られたって、残った九本はやはり活躍するにきまっている。それに血管が作用してる限りは……
「一体、あんたはどういう気持で連盟とやらへ出入したり、研究会で喋べったりしなきゃならんのだね。いや、私はあんたの立場は一応領ける。併しだ、あんたのような優れた縹緻の御婦人が何もわざわざ労働者の中へ這入っていくにもあたるまい。あんた達は、空想化した奴等をみとるよ。もしも、ほんとに奴等の生活を覗いたら、あんた達は身慄いして逃げてしまうにきまってるよ。奴等ときたら、不品行で、無学で、不躾で、その上慾張りな豚のような代物さ。