Classici giapponesi con furigana
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うま
日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)
猪狩 満直
Leggi 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) (うま) di 猪狩 満直 (いかりみつなお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2064 caratteri · 5 schermate
十号の七
十号の五
八号の三
やっぱりうれしそうな
いくらか気の毒そうな笑いをもらしていた。
十号の七
親父はハッパ場の小頭
子供が大ぜいで、何時でも酒ばかり飲んでいた
或る日針金貸してくれって来たから
たぶん煙突でも吊るに必要なのだと思って貸してやったら
山へ兎ワナかけて、兎を捕ってきては酒の肴にした
借りた針金は忘れてしまったのか
俺達は兎はウマイ話ばかり聞かされていた
それでもお正月には糯米一俵引いて来た
引いて来たはいいが
それからこっち野菜も米も買われない日が
一週間も二週間も続いた
そして毎日餅ばかり噛っていた。
十号の五
或る日瀬戸物のぶちわれる音がした
同時に女のヒステリカルな叫び声が壁を突き抜いた
「ナナナナナントスンベ
こん畜生よオ
たった五つしか無い茶碗三つ壊しやがってよオ」
どすんどすん蹴り飛ばす音がして
「カンニンシテヨオ」の
幼き者の声がした。
八号の三
八号の三は坑内の馬追い
酒精中毒らしい舌は何時でもまわらなかった
袢天も帽子もドロドロにし
馬と一緒に暗い坑内から出てくると
まわらぬ舌を無理にまわして
妻に胸のいらいらをぶちまけていた
酔がまわるに従って、だんだん声が高くなるのが常だった。