Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 12.519 caratteri · 26 schermate
九月二十六日
いやな説明者で腹が立った。が、音の効果で、通俗性をカクトクするために、ダニューヴの流れだか、もう一つ、ムーンライト・ソナタだか、何だかもう一つを使っているのは、下手でないと思った。
○九時すぎに出て、お茶の水まで歩いて、新宿に出ようと云いながら、Y目白まで買ったよ、かえっちゃうかもしれないと云って、家へかえって来てしまった。自分ムシャクシャしている。たまに出たのに、下りもしない映画見て、スーとうちへかえって来ちまって、こんななら、何にも見ないでデンデン、デンデン街を歩いた方がいい心持だ。Yの消極め!
〔欄外に〕『女芸』発禁になったらしい。
九月二十六日(土曜)
ひどい雨。ねどこで雨の音をきいて、いい心持がした。おひるすますと、すぐイッパ来て、ずっと午後その原稿をこしらえるので、つぶれた。
Y、今日はカンジンの日だのに、とか何とか、ブーブー云ってる。いやな奴。わかっているくせに、自分できめた予定がくずれるとブーブー云う。そんなで仕事が出来るか。よけいに何かしなけりゃならなくなったら、じゃそれをやって、さァ、一休みして、又しろ! そういうゆとりのあるところが、まるでない。