Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.923 caratteri · 46 schermate
一月十二日
一月十七日
が外へ出て見ると、東京が不調和な、物質文明のために、却って、田舎より不愉快な処に成って居るのを痛感せずには居られない。文房堂と中西屋丈で戻って来てしまった。
人を裁くなかれ。此の言葉は尊い。今日の何とか云う新聞に、「四十二」のグランパと結婚した私が、恩と愛とを混同して居ると云うような記事が出て居るのを見て、一寸の間淋しい心持に成った。どうして人は其程、興味中心とでも云いたい、浅薄さで生きて居られるのだろう。人は各自の云う事に深い責任を感ずべきではないのだろうか。
一月十二日 月
夜から雨に成った。図書館から帰って、グランパに手紙を書こうと仕始めたけれども、どうしても書けない。苦しい。私がどの位、彼を miss して居るのか、どの位、彼の事を思うと心が震えるのか、只どうぞ、彼さえ此処に居てくれたら、彼さえ此処に居て、どうぞ只の一度でもしっかりと、此の淋しい私を抱いてキッスをしてくれたら。三月までの一秒は、千年程にも思える。
一月十七日 土
日本の現代の家庭生活の持って居る欠点に就て、人はもっと何故一般的な改革を仕ようとはしないのだろう。其が、平穏であると云う点でのみ、習慣から習慣へと無自覚で流れた生活をするのは、よろしくない。