Classici giapponesi con furigana
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Leggi 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) di 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 158.045 caratteri · 322 schermate
翌日ゆくと、善兵衛おじいさんが股の間へ摺鉢を入れて、赤っぽい大きなお団子をゴロゴロやっているので、摺鉢をおさえてやりながら、なににするのだときくと、ただニヤニヤ笑っていたが、やがて、古新聞がお団子色にぬりたてられた。
兄さんが死んで、おきねさんが三ツ輪に結って、浅黄がのこをかけてお歯黒をつけて、どこかみだらな顔つきになったが、それも見えなくなった。骸骨の顔に大きな即効紙を張ったおばあさんも死んだ、善兵衛さんはどうしたのか、勝梅さんは天理教をやめて耶蘇になったといった。外国婦人につれられて歩いているのを見かけたといったものもある。
おやそさんに、も一人の姉さんがあった。やっぱり近所に住んでいたが、みんな後家さん――後家さんはお母さん一人で、あとは老嬢だったのかも知れないが、女ばかり四人してキチンと住んでいた。母子なのだか姉妹なのだかアンポンタンにはわからないほど、梯子段のようにだんだん年をとった四人だった。一番若い下の娘だけが廿二、三でもあったのだろうが、一体に黒っぽいおつくりの時代で、ことにテンコツさん一家だから花の香はなかった。大きいおうるどみすがおとよさんといって学校の先生だった。