Classici giapponesi con furigana
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.354 caratteri · 49 schermate
なに正平は自分の小僧部屋へあがって小間物屋をひろげて寝ていたのさ。お槙が酔いつぶれて、自分の部屋でないところでねていたてえのも、かねて打合せた仕業かも知れないなア」
大そう重大なことである。そうなると、藤兵衛が非業の最期をとげる直前に加助をよびよせていることが、非常に重大な意味をもつ。藤兵衛が加助を追いだしたことを後悔して、彼をよびよせて何事か密談したということは、お槙、芳男、修作の三名にとって、容易ならぬ危機である。
しかし、おしのをよんで、たしかめてみると、縁日のこととて店は多忙をきわめているから、店をはなれてブラブラしているヒマはなく、裏口から来た加助を見た者はいないはず。奥の土蔵も店からは離れて別の一劃をなしているから、店の者は、土蔵の方にも台所にも来る用がない筈なのである。ただお槙の住む離れだけは土蔵と一体をなしているから、お槙は加助を見ているかも知れないが、お槙の居室の中から土蔵へはいる加助の姿が見えるわけでもないという。
「マ、よかろう。加助がきてみれば、彼が誰に姿を見られたか、分るわけだ。加助がくるまでに、お槙をよんでみましょうか」