Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はるはよみがえる

春はよみがえる

小川 未明

Leggi 春はよみがえる (はるはよみがえる) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 5577 caratteri · 12 schermate

Aozora Bunko

」

「正ちゃん、見ていてごらん、その男は、きっとろくなことをしでかさないから。」と、画家は予言しました。

それから後というもの、正吉は、青服の男が、子供の目を打ちぬかないか、また、ガラス窓を破って人を傷つけはしないかと、心配したのでした。

さむい風が吹いて冬が逆もどりしたような日でありました。青服は、屋根にとまっているすずめをねらっていたが、パチリ! と、引き金をひくと、たまが命中して、すずめはもんどり打って、とよの中へころげ込みました。どこで見ていたか、ふいに黒ねこが飛び出して、すずめをさらって逃げようとするのを、すばやく青服は、そのねこをねらって打ちました。ねこは悲鳴をあげ、屋根をつたって、姿を消しました。たぶんそのあとに、血がたれたと思います。これを見た青服は、さも心地よげに、

「わっは、は、は。」と、声をたてて笑いました。

「あのねこは、ペンキ屋のだよ。」と、見ていた子供たちがいっていると、ペンキ屋から、顔を真っ赤にして、若者がとび出しました。この家のせがれのかんしゃく持ちは、このあたりで知らぬものが、なかったのです。

「どいつだ、うちのねこを打ったのは!」