Classici giapponesi con furigana
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はんしちとりものちょう
時代推理小説 半七捕物帳(二)
岡本 綺堂
Leggi 時代推理小説 半七捕物帳(二) (はんしちとりものちょう) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.865 caratteri · 432 schermate
庄太の家では女房が子供を連れて会葬することにして、庄太は半七の来るのを待っていた。
「もう帰ったのか」
云いながら半七は家へはいると、庄太は待ち兼ねたように出て来て、すぐに半七を招じ入れた。
「さっき帰って来て、待っていましたよ」と、庄太は誇るように云った。「まったく親分の眼は高けえ、十に九つは間違いなしですよ。大抵のことはもう判りました」
「そりゃあお手柄だ。やっぱりおれの鑑定通りだな」
「そうです、そうです」
かれが摺り寄ってささやくのを、半七は一々うなずきながら聴いていた。
「そうすると、さっきの約束通りにするかな」
「そうするよりほかにしようがありますまい」と、庄太も云った。「なにしろ確かな証拠を握らないじゃあ、あとが面倒ですからね」
「まったくだ。あとで世話を焼かされるのも困るからな。じゃあ、仕方がねえ。いよいよ一と汗かくかな」
「それほどのこともありますめえ」
「そうでねえ。むこうには怖ろしい味方が付いているからな」と、半七は笑った。「だが、まだ早い。隣りのとむらいの門送りでも済ませてから、まあ、ゆっくり出掛けるとしようぜ」
「ええ、暗くなるにはまだ間がありますからね。