Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とけいやしきのひみつ

時計屋敷の秘密

海野 十三

Leggi 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 36.481 caratteri · 74 schermate

Aozora Bunko

「えッ、何にも出てこないか、ふーん」

二宮はほっとして、階段に腰を下ろしてしまった。すると四本がそばへよって来た。

「おい二宮君、このいきおいで、早く上まであがってしまおうよ。のぼりたまえ」

「え。いいじゃないか、上には何にもないと、五井君がいっているもの」

「じゃあ、君はここにいたまえ、ぼくは上までのぼる、ロープはといてしまうからね」

「う、待った。ロープをといちゃいけないよ、ぼくも上へのぼる」

四人はついに上までのぼった。

そこは、時計の機械のまうえになっていて、二メートル平方ほどの板の間になっている。上を見上げると、煙突の内側のようになって、まだ五六メートルの空間が少年たちの頭上にあった。電灯をその方へさしつけてみたが、天井のあることと、そのまん中あたりに、鎧でもぶら下げるためにつけてあるのか、大きな鈎が一つ見える。その他ははっきり見えない。

「あそこまでのぼってみるのが本当なんだけれど、どうする」

五井が、頭の上をさしていった。

「ぜひ、みたいものだ、しかし、下から長いはしごを持って来る必要があるね」

六条が、そういった。

「ぼくは、時計台の天井は調べる必要はないと思う。