Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

さいしょうにんげんのかい

最小人間の怪

海野 十三

Leggi 最小人間の怪 (さいしょうにんげんのかい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1979 caratteri · 4 schermate

Aozora Bunko

が、私はこの微小人間をぜひとも採集して行こうと思い、ピンセットを出して、彼の胴中を挟もうとした。

するとその微小人間は、身体に似合わぬ大声を出して、そんな乱暴をするなと私を押し停め、自分は逃げるつもりはないから、安心し、吾れと語れといった。

私たちは、それからふしぎな会話をつづけた。その微小人間は、自分はヤナツという者だがと名を名乗り、自分たちは、やがて君たち現代の人類が滅亡したあとにおいて、人類に替って地球上の最高智能生物となり、地球を支配するのだと大真面目でいった。

私は滑稽を感じて、もうすこしで噴き出すところだったが、辛うじて耐えた。こんな蛙の子みたいな妖怪に、わが人類のあとを継がれてたまるものかと思った。

そういう私の気持が、すぐヤナツに通じたと見え、彼は私に、進化論を提げて議論を吹きかけて来た。その議論は一種奇妙なものであったが、私はだんだん言い負かされて、旗色が悪くなった。そしてヤナツが主張するように類人猿から猿人、猿人から人類、その次に人類から高等人類すなわちヤナツなどの微小人間の擡頭することを認めないわけにはいかなくなった。ヤナツは、灰色の丸い顔を輝かして、満足そうに笑った。