Classici giapponesi con furigana
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きそがわ
木曾川
北原 白秋
Leggi 木曾川 (きそがわ) di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.659 caratteri · 52 schermate
そうです。五、七十名ずつ一ノ宮、奥町の子供も遊びに来ますで」
「それは盛んだな」と私はまた、一人が飛び、翻った向うの投水台の強いかがやきをうち見やった。警戒標の旗の先だけが、その下の河心に赤い点をうっている。雨後の増水に流されて位置を変えたのであろう。
「起の水泳場というのはどこだね」
「ずっと下でなも」と蹲っていたのが、また立ちかける、先棹である。
「起はどうもあかんで」と後の櫓の手が右斜へいささか引き気味に、ここで刻みかけると、何鳥か白く光って空をば過ぎた。
と、私たちの小舟は小豆色のひろびろとした洲の浅みに沿って、いきれたつ蘆や薄のあいだにすれすれと横になってとまった。四季の里である。
と、その時、その裏の岸辺に早くも出迎えていたその里の老主人と笠松の町長さんとであった。
そこで「とうとうお連れ申したで」と雀頭巾は素峰子の眼鏡が光った。
「美濃側の笠松へ第一に舟は着けてお貰いしないと承知せぬで。尾張側の雀のお宿は後まわし後まわし」で笑って、「木曾川下りといえば昔はこの笠松までときまっていたものだ。日本ラインばかりで独占するとは怪しからん」とその家の主人がいきまいたと、それは昨日聞いた話であった。