Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

きそがわ

木曾川

北原 白秋

Leggi 木曾川 (きそがわ) di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.659 caratteri · 52 schermate

Aozora Bunko

そう聞いて、今日の眺めに接すると、全くそうに違いないと思えた。河口はとにかく、犬山からこの笠松までの悠容たる大景を下流にして、初めて中流の日本ライン、上流の寝覚、恵那の諸峡が生きるのである。河川として他に比類のない多種多様の変化が、そうしてそれらの綜合美が。

水に臨んだ広い楼上に登って、私は下りに下って来た鉄橋の遥を顧みた。蘇川峡の奇勝、岩壁の鷹、白帝城、雨と朱の夕焼けと花火と、今はただ眼に入るものは雲である、江陵である。つい一、二時間前に見た白く輝く三角洲、分流の早瀬、船大工のとんとん、水車船の野趣、何だか遠い日の向うの煙霞と隔たってしまったような気がする。

私はまたこの晴れた日の大江の下のあなたを展望した。長堤は走り、両岸の模糊たる彎曲線の末は空よりやや濃く黒んで、さて、花は盛りの紅と白とのこの庭の百日紅の近景である。幽雅な繁みと茶亭と、晩夏の日射と蝉の声と。

籐の卓と籠の椅子と、冷した麦茶のコップと鉢の緑の羊羹と鮎の餅菓子。

東と南とに欄干は繞り、廂にはまた藤の棚がその葉の青い光線から、おなじくまだ青い実の莢を幾条も幾条も垂らしてはいるが、そうして昼間の岐阜提灯にもが、風はそよともしないのである。