Classici giapponesi con furigana
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ほんじょまつざかちょう
本所松坂町
尾崎 士郎
Leggi 本所松坂町 (ほんじょまつざかちょう) di 尾崎 士郎 (おざきしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.622 caratteri · 55 schermate
世上つたえられる話によると、大体次のような順序によって浅野内匠頭は吉良上野のつくったワナにひっかかっている。
(第一)鰹節一連に憤りをかんじた上野介は内匠頭の懇請をけんもほろろな態度ではじきかえした。
「勅使接伴のことは愚老なぞの知るところではない、指図なぞとは余計なこと、貴下の御一存で取計らわれたらよろしかろう」
「いや、某も不肖の身をもって、万一のことがあっては申し訳ないと考え、再三御辞退申上げたるところ、その儀ならば上野介殿の指図をうけたらよろしかろうとの仰せにて止むなくおひきうけいたしたる次第、何卒若年の拙者をお引き廻し願いとう存ずる」
「それほどまでに申さるるならば是非もござらぬ、指図はともかく御助言だけは申し上ぐることにいたそう、何につけても御進物が肝要でござる、饗応にあずかる柳営内の重役にはもとよりのこと、勅使御二方に対しては日々御進物をお届けなさることをお忘れなきようにされねばならぬ」
上野介は浅野家から自分に対して莫大な賄賂の届けらるべきことを期待していたというのが巷間の流説として残されている。もし果して内匠頭が彼の提言どおりに行ったとしたら、上野介はそれで満足したであろうか。