Classici giapponesi con furigana
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もりのいしまつ
森の石松
山中 貞雄
Leggi 森の石松 (もりのいしまつ) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.949 caratteri · 49 schermate
俺ァ父っつあんが許して呉れなくとも行くよ。行って清水のお貸元の身内になるんだ」
「石松、お前ん処の父っつあんあれで中々昔はやくざ仲間で鳴らした男だってね」
「何んだって、父っつあんがやくざ?……嘘つけッ」
「だって……昨夜俺がお前の事話したら、おっ母ァが云ったよ。石松つあんとこは、父っつあんがもともとやくざだから、やくざになりたがるのは無理がないって……」
「父っつあんが……昔やくざ?」
S=茶店
店に腰かけた源兵衛爺さん、
お静が、
「ね、お父っつあん、兄さん昨日妾に、お静お前、お父っつあんと二人きりで暮せるかって訊いてたわ」
「何んだって……」
「冗談だわね、きっと」
「石松の奴本当にやくざになる気かな」
「なりはしないと思うわ、兄さんあんな事云って見ただけなのよ。本気で云ってるんじゃないわ」
「儂も、本気じゃないとは思うが……」
源兵衛、不安になって奥の石松の部屋へ去る。
S=奥の部屋
源兵衛、来て押し入れ等を探す。
石松の旅の仕度が出来ている。
手紙が一本、
「父っつあんへ 石松より」とある。
石松、今夜家出するつもりであったらしい。
S=店に