Classici giapponesi con furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate
文「此処にお茶受に出たお菓子があるから持っておいで、あれさ、食物(たべもの)は宜しい」
と紙へ沢山包んで、
文「さアお持ちなさい」
と出された時は孝行な娘だから親に旨い物を食べさせたいが、窮して居りますから何一つ買って食べさせられないから、
娘「有難うございます」
と云って手に取って貰う時に、始めて文治の顔を見ますと、美男の聞えある業平文治でござります、殊(こと)に見ず知らずの者に四十金恵んで下さるとは何たる慈悲深い人だろうと、我を忘れて惚れ/″\と見惚(みとれ)て居りまして、思わず知らず菓子の包みをバタリッと下に落しました。
森「姐(ねえ)さん落しちゃアいけねえぜ、折角お呉れなすッたのだから」
娘「はい」
と云って羞かしいから真赤になって立上るを、
文「姉さん、帰るんならどうせ通道(とおりみち)だから送って上げよう、大きに御厄介(ごやっかい)になりました、明日(あした)来て奉公人や何かへ詫(わび)をしましょう」
亭「どう致しまして、明日(みょうにち)またお母様(っかさま)へお肴を上げますから」
文、森「左様なら」
と娘と連れ立って松倉町の角(かど)まで来ました。