Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Leggi 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 159.974 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

ような事ですから、世間の評が高うございます、此の母親(おふくろ)はお崎(さき)婆(ばゞあ)と申しまして慾張(よくばり)の骨頂でございます、慾の国から慾を弘めに参り、慾の新発明をしたと云う、慾で塊(かたま)って肥(ふと)って居りまする。慾肥(よくぶと)りと云うのはこれから始まりました。娘お村に稼がせて自分は朝から酒ばかりぐび/\飲んで居りますると、矢張り此の頃の老妓(あねえ)で、年は二十七歳に相成りまする、お月と申します脊(せい)はすっきりとして芸が好(よ)く、お座敷でお客と話などをして居ります間に取持(とりもち)が上手と評判の芸者でありました。此の頃の老妓は中々見識のあったもので、只今湯に出かけまする姿ゆえ、平常着(ふだんぎ)の上へ黒縮緬(くろちりめん)の羽織を引ッかけ、糠袋に手拭を持ってお村の宅(うち)の門口へ立ちまして、

つき「お村はん在宅(うち)かえ」

さき「おやおつき姉さん、まアお入りよ、あれさお入りよ、湯かえ、いゝじゃないか、種々(いろ/\)お前さんにお礼の云いたい事もあるから一寸(ちょっと)お入りよ」

月「寒いじゃないか、お母(っか)さん、御無沙汰をしました」