Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ははのこころ
母の心
小川 未明
Leggi 母の心 (ははのこころ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 1790 caratteri · 4 schermate
この前の事変に、父親は戦死して、後は、母と子の二人で暮らしていました。
良吉は、小学校を終わると、都へ出て働いたのであります。ただ一人、故郷へ残してきた母親のことを思うと、いつでも熱い涙が、目頭にわくのでした。
「いまごろ、お母さんはどうなさっているだろう。」
仕事をしていても、心で、ありありと、あのさびしい松並木のつづく、田舎道が見えるのでした。橋を渡り、村からずっとはなれた、山のふもとに自分の家はあるのです。まれには、一日じゅう人と顔を合わさぬこともあります。急に母親が病気となっても、村へ知らせるものがないと思うと、良吉は、遠くにいても気が気でないのでした。
母親も、また、同じように子供を思っていたのです。身寄りのない旅へ出て、さだめし不自由をすることだろう。どうか達者で働いてくれればいいがと、明け暮れ仏さまを拝んでいました。それで、良吉は、自分が達者でいることを知らせるために、毎日読んだ新聞を故郷へ送ることにしました。
「お母さん、手紙でなくても、新聞がいったら、私が無事でいると思ってください。」といって、やりました。すると、その後母親から、